【透明水彩】W&Nジュエルカラー全5色を徹底レビュー!【おすすめ混色付】

こんにちは!透明水彩やデジタルでイラスト描いている鳥野(@oekakitorino)です。
この記事では2019年に定番色となったW&N社のジュエルカラー全5色のレビューを書いていきます!

とりの

それぞれの色の詳しい情報や
オススメ混色を紹介します!

混色する絵の具はほぼホルベインです✨


>>すぐに作例にジャンプしたい方はこちら

JEWELシリーズはウィンザー&ニュートン社でグローバルで限定だった5色が
定番化したものです!

ラインナップは
チューブタイプ5ml  530円+税
・チューブタイプ14ml 1,370円+税

ハーフパン      520円+税

の3種類!ご自身のスタイルに合わせて選ぶことが出来ます✨
ネットで購入されるときは、上記の価格より高くなっている場合があるので注意して下さい。

目次

ジュエルシリーズ

ジュエルシリーズは以下の5色です。クリックで記事内ジャンプできます

各色の図の説明 ~W&Nの場合~

  • 堅牢度…色の変わりにくさの事で、堅牢度が高いほど劣化しづらいです。AA、A、Bの順で評価される。
  • 透明度…透明、半透明、半不透明、不透明の順で透明度のレベルを表しています。
  • ASTM…アメリカ材料試験協会の耐光性等級で、Ⅰ~Ⅳのローマ数字でレベル表記される(Ⅰが最高)
  • 粒状化…絵の具の顔料が大きかったり、凝集しやすかったりして水彩紙上で粒々の質感をもたらす事 G色と言われる。
  • ステイン色…紙に染みつきやすい色かどうかの指針です。

トランスペアレント オレンジ

トランスペアレント オレンジ

鮮やかで力強いオレンジカラー。トランスペアレント(透明)の名を冠する通り
秋の紅葉を思わせるような透き通る美しい色です✨
実物の色合いは画像よりもっと鮮やかです。ぜひお手元で試していただきたい色です。

  • 堅牢度…A
  • 透明度…透明
  • ASTM…Ⅰ
  • 粒状化…NO
  • ステイン色…NO

トランスペアレント オレンジを使った混色

トランスペアレントオレンジ+キナクリドンスカーレット

鮮やかな2色を混色して明るいサーモンピンクを作るのもオススメです。
キナクリドンスカーレットはG色ですが、あまり粒々が目立ちません。とてもキュートなカラーです。

キナクリドン バイオレット

キナクリドン バイオレット

赤みをおびたパープル、キナクリドンバイオレット。
明るすぎず暗すぎずで使いやすいです

単色でも美しいですが、ピンク系と混色してミルキーパープルにしたり
同じジュエルシリーズのスマルトと混色して幻想的なパープルにするのもオススメ✨
でも基本的に元の色の独自性が強いので、そのまま使うのが良いと思います。

  • 堅牢度…A
  • 透明度…透明
  • ASTM…Ⅰ
  • 粒状化…NO
  • ステイン色…NO

キナクリドン バイオレットを使った混色

キナクリドンバイオレット+スマルト

スマルトがG色なのでうっすらとブルーが顔を出します。
私はこういった幻想的なパープルが本当に大好きです!

スマルト(デュモントブルー)

スマルト(デュモントブルー)

スマルトは鮮やかなパープル寄りのブルー。
強めに粒状化するので他の色と混色しての分離色が作りやすい✨ 透明度もバツグンで
ジュエルシリーズでイチオシのカラーです。幻想的な分離色を自作したいなら必携と言えましょう!

  • 堅牢度…A
  • 透明度…透明
  • ASTM…Ⅰ
  • 粒状化…YES
  • ステイン色…NO

スマルトのオススメ混色についてはこちらの記事をご参照ください✨

アクアグリーン

アクアグリーン

アクアグリーンはどうやら分離色のようです(要検証)
落ち着いたブルーグリーンから、ダークグレーが顔を覗かせます。

粒状化しますが、スマルトや後述のコバルトグリーンディープより激しくありません。
混色をするより、アクアグリーンに似合うシチュエーションでそのまま使うのがベターだと
私はそう思います。 後々良い混色例を思い付いた際には追記します✨

  • 堅牢度…A
  • 透明度…透明
  • ASTM…Ⅰ
  • 粒状化…YES
  • ステイン色…NO

コバルトグリーン ディープ

コバルトグリーンディープ

かなり激しめの粒状化をするコバルトグリーンディープ。
これは分離色を作ってくれ!と絵の具が叫んでいるかのよう。

色は不透明色なので上から塗り重ねる時はご注意ください。
ダークグリーンを使った分離色を作りたい方は1本持っておきたいですね。

  • 堅牢度…A
  • 透明度…不透明
  • ASTM…Ⅰ
  • 粒状化…激しくYES
  • ステイン色…NO

コバルトグリーンディープを使った混色

コバルトグリーンディープの混色

コバルトグリーンディープ+ブリリアントピンク
コバルトグリーンディープ+シェルピンク

コバルトグリーンディープにキュートなピンクを加えると
くすんだグレイッシュピンクになり、じわりとダークグリーンが顔を覗かせる
まるでピンクのチーズに生えた青カビのような分離色になります。

まとめ

W&NのJEWELシリーズはそれぞれの色の性格がハッキリとした粒ぞろいの色ばかり!

特におすすめしたいスマルトはパープル系の分離色を作るのに最適な絵の具です✨
5mlチューブで530円ほどなので、吉野家でテイクアウトするのを1度ガマンすれば
すぐに購入できますね!

週末はステイホームでお絵かきしましょう✨

鳥野(@oekakitorino)が書きました。またね!

鳥野ニーナ
文鳥の香りソムリエ
お絵かきする引きこもりオタク。
アニメやゲームを愛するNiziUファン。

飼っている文鳥にいつも突かれている。
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