こんにちは!透明水彩やデジタルでイラストを描いている鳥野ニーナ(@oekakitorino)です。
この記事はmuse社のランプライト水彩紙のレビューを書いていきます✨
コットン100%の高級紙なのに、リーズナブルな価格が魅力的!
ランプライト水彩紙
今回はランプライト水彩紙のブロックタイプを使用して
レビューしていきます!表紙が大人な雰囲気でカッコイイ。
- 紙色 ナチュラルホワイト
- 厚さ 300g
- 粗さ 中目
- ラインナップ ブロック、ブック、ポストカードブック、ポストカードパック(30枚入)
- サイジング 強めで、やり直しが効きやすいタイプ
サイジング(水はじき)強めの水彩紙で「後戻りできる描法」が出来る
コットン100%の高級水彩紙!その実力を見ていきましょう
トレースしてみた
コピー用紙に鉛筆とコピックマルチライナーで描いたものをトレースしました。
厚さが300gあるのでトレースするなら濃い線で描くのがオススメです。
水彩技法を試してみた
紙の表面はザラザラしています。まさにこれぞ中目!といった感じの中目です。
色を置いたときに、けっこう水をはじくのでサイジングが強めの紙だと分かります。
サイジングを抑えたい場所には、あらかじめ薄く水をひいてから塗るか
絵の具にオックスゴールを混ぜて使う事で水はじきが抑えられますので併用してうまくコントロールしましょう。
リフトアウト(ふきとり)がしやすい
muse社の公式さんが「後戻りできる描法」を提供できると仰っている通り
リフトアウトが(ふきとり)がしやすいです!
例えば間違って色を塗ってしまった部分でも、すぐにティッシュや布巾をあてれば
90%の色抜きが可能です(筆者調べ)
上の画像の色を塗って、ティッシュで上から押さえつけて色を抜いた時の結果をご覧ください。
間違った色を塗ってしまったときも、10秒以内にふき取れば、ほぼ修正が可能です。
この例では濃い色を使いましたが、薄い色だとさらに修正個所が目立たなくなるでしょう。
また、絵の具乾燥後の筆によるリフトアウトも簡単です。80%くらいの色抜きが可能です(筆者調べ)
マスキングには粘着力が弱いタイプを使う
マスキングにはホルベインのマスキングインク(ペンタイプ)を使用していますが
ランプライト水彩紙はマスキングに少し弱いようです。
マスキングをする際は、ホルベインのものより更に粘着力の弱いマスキングをお試しください。
W&N社やシュミンケのマスキングならいけるかも?!
まとめ
muse社のランプライト水彩紙はコットン100%の高級紙なのに
手に取りやすい価格で、サイジングが強めで後から修正がしやすい素晴らしい水彩紙でした!
はじめは水はじきが強く、描きづらいかな?と感じましたが
ヴィフアールのサイジングに慣れている方ならすぐに順応できると思います。
色の定着を良くしたい部分にはオックスゴールを混ぜた絵の具を使用することで
サイジングを効かせたい部分とバランスを取りながら描いていきましょう!
慣れたら使いやすい水彩紙!
しかもリーズナブル!!!
ぜひ使いこなしたい素晴らしい水彩紙です
鳥野(@oekakitorino)が書きました。またね!