こんにちは!透明水彩やデジタルでイラスト描いている鳥野(@oekakitorino)です。この記事はmaruman社のヴィフアール水彩紙中目242gのレビューを書いていきます。
ヴィフアール水彩紙(中目)の特徴
- すごく水をはじく!!
安価で手に取りやすい
やさしいオフホワイトの紙で落ち着いた印象の絵に◎ - 紙の表面が丈夫で様々な水彩技法を使用可能
すごく水をはじく(大切な事なので2回書きました)
びっくりするくらい水をはじくので
修正やリフト、ぼかしをする時間の猶予があります
発色がよく、絵具を動かしやすいように「にじみ止め」 の工夫がしてあります。消しゴムや、回数を 重ねた筆運びによる紙むけを防ぐよう表面を強くして あります。
maruman公式サイトより引用
にじみ止めが強い紙だから
僕のようにのんびり描いても大丈夫なんだねえ
ヴィフアール中目の使い心地
ヴィフアール紙で女の子のドローイングをしてみました。
素早く描くと、やはり「にじみ止め」がしっかりしてあり「水をはじく~!」という印象で
じっくり考えながら描くタイプの方にピッタリの紙です。
ヴィフアール紙に色を塗ると画像のように色をはじくので、防止したい場合は
- あらかじめ紙に水を塗ってから描く
- メディウムのオックスゴールを使用する
この2つの方法を試しましょう。
- あらかじめ紙に水を塗ってから描く場合は、ビショビショに紙を塗る必要はありません。
薄く水を塗るだけで大丈夫ですよ。 - メディウムのオックスゴールを使用する場合は、絵の具とオックスゴールをあらかじめ紙に塗っておくか、パレット上で混ぜてから描きましょう。
メディウムには、色をキラキラさせたり、メタリックにしてみたり
塗った場所に色が付かないようコントロールできるマスキングだったり
表現の幅が広がるものばかり 試してみてね!
ホルベイン社のオックスゴールは手に取りやすい価格なので、オススメです。
画材屋さんにも置いてありますよ(要お問い合せ)
水彩技法を試してみた
水彩技法を試してみました。ウォッシュ問題なしです。
ウェットオンウェットもキレイににじんでくれます!
発色は紙が優しい生成りのホワイトなので
少し落ち着いた色合いになります。
ウェットオンドライ。問題なしです!
グラデーションもキレイににじんでくれます。
ソルト技法も大小さまざまな模様を生み出してくれます!
乾き気味のときに塩をふると小さい模様が
まだ水っぽい画面に塩を振ると大きめの模様が出来やすいね
上がティッシュ。下の方が筆によるリフトアウトです。
シュコッとリフト出来ました!色がキレイに抜けます。
バックランはいい模様が出来ます。
あと、割と乾いた画面に水滴をポタポタ落としてみたのですが
後からでも色抜きがしやすいのにビックリしました。
まとめ
色のはじきが強くて、ぼかしやにじみ表現をゆっくり考えながら描ける紙
同じくらいの価格にホワイトワトソン水彩紙もあります
レビュー記事を読んで比較検討してみてくださいね!
この記事ではmaruman社のヴィフアール水彩紙(中目)242gのレビュー記事を
鳥野(@oekakitorino)が書きました。
またね!
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