こんにちは!透明水彩やデジタルでイラスト描いている鳥野(@oekakitorino)です。
この記事はオリオン社のアクリルデネブ(細目・中目)のレビューを書いています。
さまざまな水彩技法を試しているので紙選びの参考にしてくださいね
>>すぐに作画実例にジャンプしたい方はこちら!
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アクリルデネブ紙には
- 300gの厚さ
1種のみあるようです
紙の粗さは細目と中目の2種類!
1枚の紙が裏表なしの細目と中目なので2倍おいしいです
アクリルデネブはその名の通り、アクリル絵の具を描くのに適した紙ですが
水彩画でも使える上に紙が頑丈なので水彩ファンも多い紙です
同社に「こみっくでねぶ」という名前の似た紙がありますが
そちらはアルコールマーカー(コピックやOhuhuなど)の描画に特化した紙です。
もちろん水彩にも使えますよ◎
アクリルデネブ紙の特徴
- 紙が丈夫であらゆる水彩技法を使える
- 裏表なしで細目と中目どちらも選べる
- 紙はかなり明るいホワイトで色がキレイに出る
- 重厚感のある発色で、絵に深みが出る
- にじみはひかえめに広がっていく
- にじみ、ぼかしキレイ
- 水をたくさん使っても、たわみにくい
画材用紙の中で世界一の白さ(白色度90.6%:蛍光染料無し)を実現。 速乾性のあるアクリル絵具に対し、保水性を高め絵具の表面にとどまりグラデーション・にじみ・ぼかし等の水彩技法も表現しやすくなっています。高白色度で絵具の発色がとても良く、紙面強度もアクリル絵具に対応する強さをもっています。
「細目」と「中目」を両面に組み合わせ表裏無しの仕上げりです。
ORION公式サイトより引用
こちらはオリオン社公式のアクリル絵の具によるメイキング動画ですが
まるで水彩のように絵を描かれています。
アクリル絵の具専用の紙だから
頑丈な紙なんだねえ~
しかも裏表なしで
細目と中目どちらも選べちゃう
お得な紙なんだ!
水彩技法を試してみた
水彩技法の解説はこちら
>>【保存版】簡単に試せる透明水彩初心者のための基本テクニック8選
マスキングやウェットオンウェット、ウェットオンドライを試しています。
どうも私のやり方が下手なせいか
マスキングがうまくいったり、失敗したりしています。
細かいぼかしは細目が細かく出てコントロールしやすいです。
中目はおおらかなぼかし、にじみになりますので
ダイナミックな表現に適しています。
細目、中目それぞれにグラデーション、バックラン、ソルト技法を行いました。
細目はバックラン、ソルト技法も作りやすかったです◎
中目は画像右側の紫部分がソルト技法ですが、うまく出来ずに塩をまきすぎました( ;∀;)
細目のようにクッキリとは出ませんが、ほんわりとした効果になりますので
目立ちすぎずメインモチーフを引き立ててくれます。
中目のバックランはこちらの画像の右上を参照して下さい↓
ほんわりとしたバックランを作る事が出来ます。
ちなみに左上の背景はソルト技法です。こちらは狙い通りの効果が得られました。
細目のドローイング
こちらは細目のソルト技法のバリエーションです。
水分量が多めの時に塩を蒔いたので、大きめの模様が出来ています。
境界線が割とクッキリ出るので、絵にアクセントが欲しい時に使えそうですね。
アクリルデネブを使ってみての感想
紙が頑丈なので、けっこう強めに描いてもビクともしません。
アクリル絵の具専用紙という事ですが、水彩もしっかり描けます。
私の技術不足でグラデーションや
マスキングの1部がうまくいかなかったので
リベンジしたいと思います。
まとめ
この記事はオリオン社のアクリルデネブ紙のレビューを書きました
鮮やかな発色と
深い味わいのある仕上がり!
一度お試しください