こんにちは!透明水彩やデジタルでイラスト描いている鳥野(@oekakitorino)です。
ホルベインのマスキングインクのペンタイプのレビュー記事を書いていきます!
さまざまな水彩紙で試しているので是非最後までお読みください
>>前置きを飛ばしてレビューに飛ぶ!
私はこれまで深く考えずにミツワ製のマスキングインクを水彩に使っていましたが
先日「ミツワ製のマスキングインクは水彩に使うには粘着力が強いかも知れない」と
ご意見を頂きました✨
メジャーで表面が強いと言われている水彩紙でも、ミツワ製のマスキングインクを使用して
色剥げが起こっていたので 自分でもどうしようと思っていた所でした。
そこで、ツイッターの皆さんにアンケートを取らせて頂きました。
1位がホルベイン
2位がシュミンケ
3位はPebeo
ご協力ありがとうございました!
ブログで使用するマスキングインクは、有名で、誰でも手に入れやすいものを選びたかったので
これから書く記事はホルベインのマスキングインク(ペンタイプ)を使用していきます。
水彩に使うには少し粘着力が強く、向かない場合もあるだけで
ミツワのマスキングインク自体は素晴らしい性能を持っています。
ホルベインのマスキングインク(ペンタイプ)をレビュー
使い方と注意点
ホルベインのマスキングインク(ペンタイプ)の使い方は4ステップ
不透明のうすピンク色の溶液です。
本体を強く握ると出過ぎてしまうのでご注意。
インクが乾燥すると半透明のピンク色になります。
消しゴムでもOKだそうです!
乾燥後長い時間置きすぎるとマスキングインクが取れにくくなります。
なるべく早く剥がしましょう◎
ご注意
・目や口に入らないようにして下さい
・小さなお子さんの手の届かない場所に保管しましょう
・直射日光の当たらない場所に保管しましょう
マスキングインクの仕様
全長13センチほどの長さで、太い部分の直径は2cmです
25mlいりで、うすピンクなボディが可愛らしい✨
乾燥前はうすいピンク色で
乾燥後は半透明のうすピンク色になります。
マスキングした場所が分かりやすく、また乾燥後は半透明のうすいピンクになるので
絵を描く時に邪魔にならないのが良いですね◎
さまざまな水彩紙でマスキング
ホルベインマスキングインク ペンタイプのパッケージに記載してあるのですが
強度がつよい水彩紙を使うのが推奨されています。
(例:ウォーターフォード、アルシュ、ファブリアーノ、インペリアルなど)
強度の弱い紙ですと破れると書いてありますが、色々な紙で実験してみたいと思います!
ホワイトワトソン
まずはなじみ深い水彩紙ホワイトワトソンから…
特に問題なく色を抜くことが出来ました✨
ヴィフアール
ヴィフアールもメジャーな水彩紙ですよね。
さっそくマスキングしてみましょう
ヴィフアールは画像の様に、少し紙が剥げてしまいました💦
もっと紙への吸着力の低いマスキングインクならキレイに色が抜けるかもしれません。
アルビレオ
お次はアルビレオ水彩紙です!
ちょっぴり紙が剥げてしまいましたが、8割型OKのようです。
私の力加減がゴリラすぎたのでしょう。
コットマン(荒目)
コットマンの荒目にマスキング!こちらはツルッと剥がせて全く問題が無かったです。
※「C」の文字で剥がれたように見えるのは、インクを塗りすぎた部分です
マルマン画用紙
知名度の高いマルマンスケッチブックに使われている「マルマン画用紙」にも試してみましょう!
マルマンは、色抜き自体は問題ないのですが
周りの色剥げが多かったです。 でも水彩専用紙ではないので仕方がない事ですね。
ニューブレダン(版画用紙)
版画用紙ですが、水彩紙としても使用できるニューブレダン紙も
試してみましょう
版画紙ですから、当然こうなりますよね💦
でも、ミツワのマスキングを使った時より全然剥げません。
もっと粘着力の低いマスキングならば、版画紙でもマスキング可能かもしれませんね。
シリウス水彩紙
ORION社の輝く星 シリウス水彩紙はどうでしょうか
とてもきれいにマスキング出来ました!
シリウスは、ミツワのものでもキレイに色を抜く事が出来たので
何気に強い紙面の紙なんですね。
モンヴァル水彩紙
キャンソンのモンヴァル水彩紙を試してみましょう
こちらはパーフェクト!キレイにするっとマスキングが剥がれてくれました✨
まとめ
さまざまな紙を使ってホルベインのマスキングインク(ペンタイプ)の
お試しをして来ましたが、水彩専用とのことで多くの紙で使う事が出来ました!
基本的にホルベインさんが推奨する
ウォーターフォード、アルシュ、ファブリアーノ、ストラスモア・インペリアルなどの
強度のある紙に使用するのが好ましいですが
それ以外の紙も、やさしく慎重にマスキングを剥がせば
全然使っていけそうです!
というわけで、鳥野(@oekakitorino)が書きました。またね!