こんにちは!お絵かき大好き鳥野(@sinamomomo)です。この記事では、女の子と文鳥さんイラストのメイキングを紹介します。イラストのタッチはシンプルなものにしました。
楽し気な雰囲気のイラストにしようと思います!
コンセプト設定、アイデアからラフ作成まで
私が普段どんな事を考えて絵を描いているか、お伝えします。これは人それぞれなので1つの考えとして受け取ってくださいね。
コンセプト設定
絵を書く前に、私はコンセプトを決めます。コンセプトといっても難しいものではなくどんな絵柄で描くか(シンプル、ポップ、細密画など)、絵の雰囲気(楽しい、寂しい、ロマンチックなど)やその雰囲気に合った色合い(赤系統、青系統)などを決定します。最初にコンセプトを決めると絵が描きやすくなります。
アイデア出し
今回のイラストは、シンプルタッチで元気な女の子と白文鳥を書こうと思います。元気なツインテールの女の子の頭の上に文鳥が乗っている絵です。元気な絵なので暖色系のあたたかい色合いにしたいと思います。
ラフ作成
女の子の頭上に白文鳥を乗せて、そこに見る人の目線が行くようにしたいです。なのでまず女の子の手を上に持っていき文鳥へ視線誘導します。さらに文鳥を注目させるためにちょっとしたエフェクトを加えました。
更に絵全体のバランスを整えるためにシルエットを三角形で納めることにしました。女の子の左右にお花を配置し、バランスを整えます。
絵の全体のシルエットを三角や台形などの図形に当てはめて描くと、全体のバランスがよくなります。
ラフをトレース~線画作成まで
ラフが出来上がったら、線画を作成していくよ!
次に水彩紙にラフをトレースします。
鳥野が使っているトレース台はこちら▼
2Bの鉛筆を使い、ウォーターフォードという水彩紙に線画を作成しました。
透明水彩におすすめの線画の記事はこちら▼
このあと水張りをするので、余分な鉛筆の粉はねり消しで線画をトントン叩いて水に鉛筆の粉が溶け出さないように予防しておきましょう。
水張りから下塗りまで
水彩画を描いている最中に紙がたわんでしまうのを防ぐために、水張りをしましょう。水張りがめんどくさい方は、ブロックタイプの水彩紙を購入しましょう!紙のたわみを気にすることなく描けます。絵を描いた後は素早く紙を切り離しましょう。湿気で次の紙がダメになってしまいます。
今回は簡易的にベニヤ板に水張りをしました。
水張りについてはこちらのメイキングで触れているので参考にして下さい。
ラフを描いた水彩紙にたっぷり水を含ませて、完全に紙が伸び切ったタイミングで水張テープを貼って固定し、時短のためにこのまま下塗りをします。
下塗り
下塗りをすると絵に深みが出るのでおすすめです。今回の絵のコンセプトは元気な女の子と白文鳥の絵なので暖色系の色で下塗りをします。
暖色とは温かみを感じる色の事で オレンジ、赤、ピンクなどの色です。
下塗りのコツは色を塗るのではなく色を落とす感じで描くとうまくいきます。色を置くと、水の力で絵の具が勝手に広がってくれますのでお任せしましょう。また、あくまで下塗りなので濃い色でなく薄めの色を使うのがベターです。
とはいえ、個性が出る部分なので基本自由でイイと思います!
下塗りが完成しました!赤やピンク、黄色、オレンジなどを適当に塗りました。ついでに女の子のほっぺたもオレンジでで薄く塗っています。
本塗りから仕上げまで
下塗りがしっかり乾いたらいよいよ本塗りです。色が混じらないようにパーツごとに塗っていきます。
本塗り
女の子の上着はウェットオンウェットの技法で赤系をベースに黄色、ピンクの色も加えています。色々な色を使うことで単調さが無くなりますよ。
絵の具が乾くと画像のように色が薄くなります。髪の毛やチューリップ、地面の緑を塗っていきます。地面の色は緑だけでなく青をやオレンジを加えて表情を出しました。
女の子の首回り、スカート、文鳥さんを塗っていきます。
仕上げ
最後に色鉛筆で加筆して全体の調子を整えます。パソコンに取り込んでPhotoshopで画像の明度や彩度を調整して完成です。元の絵よりだいぶ彩度をあげてみました。
色鉛筆はトンボ社の色辞典を使用しています。水仙や忘れな草色など和風なカラーが気に入っています。
パソコンを使わなくてもスマホアプリで優秀な画像加工アプリがたくさんあります!探してみてください。
まとめ
女の子と文鳥のイラストのメイキング記事はこれで終わりです。もしよかったら感想を聞かせてくださいね。
文鳥大好き鳥野(@sinamomomo)でした。またね!